PIIスキャンツールにより、企業のコンテンツ管理システム内で機密データおよびPII(個人識別情報)を検出し、特定のクライアントニーズを満たすようにルールをカスタマイズします。コンテンツの機密性を(数日ではなく)数分で調査、検出、検証します。Sensitive Content Managerを使用すれば、カスタマイズしたリスクレベルを情報セキュリティのアーキテクチャに割り当てることによってコンテンツを分類し、あらかじめ定義されたデータ型とカスタムの名称(固有の個人IDや機密プロジェクトの名前など)に対して並外れた精度が得られます。
あらゆる種類のSharePointコンテンツ管理権限、監査、ユーザアクティビティのレポート作成を利用して、PIIを含むコンテンツにポリシーを強制します。オンデマンドスキャンを使用すれば、特定のライブラリ、サイト、またはサイトコレクションにコンテンツ検出のフラグを設定したり、リアルタイムのコンテンツ保護を有効にして、作成、変更、移動、破壊されたファイルの分析を実行したりできます。
新たに追加したSharePointコンテンツ内で、PIIの即時検出を自動的に実行します。PIIスキャンツールで個人識別情報を含むコンテンツを検出すると、指定のコンテンツモデレータによって承認されるまでアップロードをブロックまたは検疫します。クレジットカードや社会保障番号などのPIIを含む文書の場合、Sensitive Content Managerはさらに高いレベルのリアルタイムトラストおよびコンテンツアウェアネスを提供して、機密データの誤った取り扱いを防止します。
Sensitive Content ManagerとControlPointを組み合わせたSharePointコンテンツの管理により、 ユーザが所有または管理するサイト内の機密性が高いコンテンツすべての検出を管理し、セキュリティで利用範囲を制限するワークスペースを実現できます。この完全なPIIスキャンツールを使用すると、特権ユーザは迅速にフラグが設定されたドキュメントを表示して、機密性の高い情報の有無を確認し、承認、検疫、または削除など、ファイルやリスト項目のライフサイクルに関する決定を行うことができます。この作業は、すべて単一の場所で実行できます。
こうすることで、管理者は責任の一部を効率的に委任し、サイトの所有者は、機密性の高いコンテンツの管理業務の一環として自分で管理ができるようになります。
またユーザは、Sensitive Content Analysis Reportにアクセスし、SharePoint全体で、特定のタイプの検出語句やカスタムの対象範囲で調整されたファイルやリストの詳細な説明を作成することができます。